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文明崩壊
March 25, 2007, 9:11 am
Filed under: Books, Thought | Tags: ,

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

評価:★★★★

他にも一杯ある読みかけの本と平行して、これも読んでます。やっとモンタナの章を読み終えました。すごく面白いです。素直に思ったことは、これ。

My god, there’s so much to the world than helping troubled companies…
大学生のとき「森と文明」という本を読みました。同じタイトルでいろんな人が著作しているようですが、ジョン・パーリンという人の本です。その後で環境経済専攻に進んだ気がするので、多分2年のときだと思います。
それまで紛争の解決なんかに興味があって国際関係学科に進んだわけですが、国際法とか国際政治とか、いかにも官僚的な制度の勉強ばかりで解決策に一歩も近づいていない感じがイヤになっていたところに、ボスニア紛争に出会いました。
ボスニア紛争は民族や宗教の紛争だと多くの人が知らされていると思うのですが、これは資源をめぐる出口無き紛争だったのです。たまたま指導者にとって便利だった単位が「民族」であっただけ。別にそもそもボスニア人とセルビア人が戦争をするほど憎み合っていた訳ではありません(多分)。戦争をしているうちに、どうしようもない憎みあいの連鎖が生まれてしまっただけ。一番北のスロベニアが、次にクロアチアが「一抜けた」といってEUに加入すべく独立してしまったので、残った地域は益々貧しくなりました。で、工業地域がなくなって何で食べていこうと思ったときに、農業に適した土地がかなり少ないことに気が付きました。豊かな土地をめぐって戦争を始めました。
国連が軍隊を送ったり条約を作ったりいくら頑張ってみても、結局は経済、それを支える環境、そして環境を支える私たちの生活パターンや都市のあり方が問題だな、と思いました。といって環境政策や都市計画を勉強してみて、法律やReinforcementも大事だということに気付かされるわけですが・・・
ともあれ、モンタナの環境問題、そして都市問題、経済問題について読むうちに、頭の中がぐるぐるして来ました。わたしはここでこうしていていいのだろうか・・・今できることを一歩ずつ頑張るしかないのだけれど。

ちなみに「森と文明」について殆ど何も説明していないことに気付きましたが、「文明崩壊」と似た内容の本です。人類がいかに森林を破壊しつくして土壌をダメにし、その結果より大きな木材を求めて周辺地域を侵略していったか、(その時代の経済基盤が木材の消費を前提としていたため)木材不足や土壌破壊のため国力が落ちて国が崩壊していった過程が描かれています。そういったことは以前から既に解明され共有されていたことなのですが、ここへ来てJared Diamondの本がこんなに話題になっているのは、彼の知名度だけが理由なのではなく、世界的に環境問題にたいする切迫感が高まっているということだろうな、と思います。Diamondの本にどれくらい新しさがあるか、これから読んでみたいとおもいます。


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